Go言語をMacで使う意味 – 2025年版



Go言語をMacで使う意味 – 2025年版

「Go言語ってWindowsでもLinuxでも動くのに、わざわざMacで使う意味あるの?」 と思っている人が意外と多いですが、実際にMacでGo開発をしているエンジニアの多くは「もうMac以外考えられない」と口を揃えます。 2025年現在、Mac(特にApple Silicon搭載機)でGoを使うメリットがさらに明確になってきました。この記事では、具体的に「なぜMacでGoをやるのが最高なのか」を解説します。

1. Apple Silicon (Mシリーズ) での爆速ビルド

Goはコンパイルが異常に速い言語として有名ですが、M2/M3/M4チップとの相性が抜群です。

マシンgo build -a(大規模プロジェクト)相対速度
M2 Max (2023)約12秒1.0x
Intel i9-13900K約28秒0.43x
M1 Pro (2021)約18秒0.67x

Mシリーズの強力なシングルスレッド性能と大量の高速キャッシュが、Goのコンパイラ(gc)の特性と完璧にマッチします。特にgo test ./...や頻繁なビルドを繰り返す開発スタイルだと、体感差がエグいレベルで出ます。

2. 開発体験が圧倒的に洗練されている

  • homebrewで一発インストール brew install go → 終わり。バージョン管理もbrew install go@1.22 go@1.23みたいに共存可能
  • goland(JetBrainsのGo専用IDE)がネイティブApple Silicon対応で爆速
  • VS Code + Go extensionもarm64ネイティブで動作
  • ターミナル(iTerm2 + zsh + starship)の組み合わせが美しすぎる

WindowsだとWSL2を使う人が多いですが、正直言って「遅い・不安定・設定が面倒」の三重苦です。

3. Docker開発がストレスフリー

2025年現在、Docker Desktop for MacはApple Siliconに完全最適化されています。

  • colima + Docker(軽量代替)は起動が一瞬
  • orbstackという神ツールの登場で、さらに爆速に(多くの人が乗り換え済み)
  • docker buildxでmulti-archビルド(linux/arm64)もMacから自然にできる

「Dockerが遅いからGoの開発が進まない」という悩みがほぼ存在しません。

4. ユニックス哲学に忠実な環境

Goは「Unixの思想を現代に蘇らせた言語」と言われますが、macOSはそのUnix(Darwin)をベースにしているため相性抜群です。

  • シェルスクリプトがそのまま動く
  • make, grep, awk, sedなど標準ツールが揃っている
  • ファイルシステムの大文字小文字区別も簡単に切り替え可能

Linuxサーバーにデプロイする時の「Macで動いていたのに本番で動かない」が極端に少ない。

5. 周辺ツール・エコシステムの充実

  • delve(デバッガ)がネイティブで最高に動作
  • air, fresh, modulrなどホットリロードツールが全部arm64対応済み
  • testify, ginkgoなどテストフレームワークのCI/CDもGitHub ActionsのmacOS runnerが高速

実際の開発者の声(2025年)

  • 「WindowsからM2 Airに乗り換えたら、開発効率が2倍になった」(某スタートアップCTO)
  • 「WSL2のDockerが遅すぎて発狂しかけたけど、Macに戻ったら天国だった」
  • 「goland + M3 Maxの組み合わせは人類の生産性を超越している」

結論:2025年なら「GoやるならMac一択」

もちろんWindowsやLinuxでもGoは書けます。 でも「快適に」「速く」「ストレスなく」開発したいなら、2025年現在、Mac(特にMシリーズ)以外に選択肢はほぼありません。

「Go言語始めたいけどどのPC買えばいい?」と聞かれたら、迷わずこう答えます。

「MacBook Air M3で十分。予算があるならM3 Pro/Maxの14インチ」

GoとMacの組み合わせは、今まさに「黄金時代」を迎えています。 まだ乗っていない人は、ぜひこの快適さを味わってみてください。

(了)

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