躁うつ病、うつ病、統合失調症のための仕事に持っていくお弁当レシピ
仕事を持ちながら心の病(うつ病・躁うつ病・統合失調症)と向き合うのは、並大抵のことではありません。特に「お昼休み」は、午前の緊張を解き、午後のエネルギーを蓄える大切な時間ですが、準備が負担になっては本末転倒です。
メンタルヘルスを支える食事の基本は**「脳の炎症を抑えること」「神経伝達物質の材料を補うこと」「血糖値を安定させること」**の3点。
今回は、限られたエネルギーでも作れる、脳に優しい「メンタル・サポート弁当」のレシピと、準備のコツを詳しく解説します。
1. 働くメンタルを支える「お弁当」3つの鉄則
職場で食べるお弁当において、栄養学的に意識したいポイントは以下の3つです。
「低GI」で午後の眠気とイライラを防ぐ:
白米を玄米やもち麦に変えるだけで、血糖値の急上昇・急降下(血糖値スパイク)を抑え、午後の気分の落ち込みや集中力低下を防げます。
「タンパク質」を絶対抜かない:
セロトニンやドーパミンの材料となるアミノ酸は、肉・魚・卵・大豆に豊富です。おかずのメインはこれらにしましょう。
「オメガ3」を隙間に滑り込ませる:
脳の保護に欠かせないDHA・EPA(青魚)やα-リノレン酸(くるみ等)は、作り置きやおやつで補います。
2. 【レシピ1】脳の潤滑油!サバのレモンペッパー弁当
(統合失調症・躁うつ病の方に特におすすめ)
オメガ3系脂肪酸が豊富なサバは、脳細胞の膜を柔らかくし、情報のやり取りをスムーズにします。レモンの香りはリフレッシュ効果も。
◆ 材料と作り方(調理時間:10分)
メイン: サバの切り身(または冷凍サバ)1枚
軽く塩コショウとレモン汁を振り、フライパンで焼く(グリルでもOK)。
副菜: ブロッコリーの胡麻和え
冷凍ブロッコリーをレンジで解凍し、すりごまと醤油で和える。
主食: もち麦ごはん(または玄米)
◆ メンタル・ポイント
サバに含まれるEPA・DHAは、脳内の慢性炎症を抑える働きがあります。また、ゴマに含まれる「セサミン」は抗酸化作用が高く、ストレスから脳を守ります。
3. 【レシピ2】幸せホルモン増産!鶏むね肉と卵のそぼろ弁当
(うつ病・気分の落ち込みが強い方に特におすすめ)
セロトニンの原料「トリプトファン」が豊富な鶏肉と卵を組み合わせた、心温まる定番弁当です。
◆ 材料と作り方(作り置きOK)
鶏そぼろ: 鶏ひき肉(胸肉)を、醤油・みりん・酒・生姜で炒める。
卵そぼろ: 卵を砂糖少々と塩で煎りつける。
彩り: ほうれん草のナムル
茹でた(または冷凍の)ほうれん草を、鶏ガラスープの素とごま油で和える。
◆ メンタル・ポイント
鶏むね肉には疲労回復成分「イミダゾールペプチド」が含まれており、脳の疲れに効きます。ほうれん草に豊富な「葉酸」は、不足するとうつ状態を招きやすいため、積極的に摂りたい野菜です。
4. 【レシピ3】5分で完成!「サバイバル・メンタル弁当」
(やる気が出ない、体が重い時用)
「包丁も火も使いたくない……」という朝でも、これなら準備できます。
◆ セット内容
サバの水煮缶(またはパウチ): そのまま、あるいはマヨネーズを添えて。
カット生野菜: コンビニの袋サラダやミニトマト。
ゆで卵: 市販のものでもOK。
おにぎり: 鮭や納豆など、タンパク質が入ったものを選ぶ。
5. 栄養素早見表:お弁当の「隙間」に何を詰める?
お弁当箱に隙間があったら、以下のものを「脳のサプリメント」として詰めましょう。
| 食材 | 期待できる効果 | おすすめの詰め方 |
| くるみ | オメガ3・抗酸化作用 | そのまま数粒。 |
| ミニトマト | リコピンによる抗炎症 | 洗って入れるだけ。 |
| チーズ | カルシウム・タンパク質 | キャンディチーズを1個。 |
| 海苔 | ビタミンB12(神経修復) | ごはんに巻く、和え物にする。 |
| バナナ | セロトニンの即効補給 | デザートとして持参。 |
6. お弁当作りを継続するための「心の持ち方」
心の病を抱えながら働く中で、毎日完璧にお弁当を作る必要はありません。
「冷凍食品」は救世主:
現代の冷凍野菜や冷凍おかずは非常に優秀です。「手作りしなきゃ」という強迫観念は捨てて、便利なものはどんどん使いましょう。
「同じメニュー」でもいい:
「今日はこれを作ればいい」というルーチン化は、朝の脳の決断コストを減らしてくれます。
無理ならコンビニでも「賢く選ぶ」:
どうしても作れない日は、コンビニで**「焼き魚」「お浸し」「ゆで卵」「玄米おにぎり」**を選べれば、それは立派なメンタルケアです。
7. まとめ
お昼にお弁当を食べることは、単なる栄養補給以上の意味があります。「自分のために、自分の体を労わる準備をした」という事実が、自己肯定感を支える小さな一歩になります。
無理のない範囲で、まずは週に1〜2回から始めてみませんか?あなたの午後の時間が、少しでも穏やかで安定したものになりますように。
もし、「特定の薬の副作用で太りやすいから、カロリーを抑えたメニューが知りたい」や「職場に電子レンジがない場合の冷めても美味しいレシピ」など、より具体的な要望があれば教えてください。一緒に考えましょう。

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