金欠で頭が狂った俺が小説賞に応募した結果…!?




金欠で頭が狂った俺が小説賞に応募した結果…!?

「くそっ、また今月もカツカツだ…」

スマホの画面に表示された残高を見て、俺は盛大にため息をついた。給料日前だということを差し引いても、この残高はさすがにヤバすぎる。

原因は、先月発売されたばかりの新作ゲームと、その限定版フィギュアのせいである。両方とも予約開始と同時にポチってしまったのは、今となっては完全に判断ミスだった。

「…どうする、俺…」

このままでは、来月の家賃すら払えなくなってしまう。かといって、実家に頭を下げるのは、プライドが許さない。

「…そうだ!」

その時、俺の脳裏に、数日前にTwitter(現X)で目にした情報が蘇った。それは、とある小説投稿サイトが主催する、短編小説コンテストの告知だった。

「賞金〇〇万円…!これしかない!」

藁にもすがる思いで、俺はコンテストの応募要項を読み始めた。応募作品のテーマは自由、文字数は1万字以内。

「1万字…?なんとかなるだろ!」

普段からゲームのシナリオや、アニメの考察記事を読んでいるおかげで、俺の頭の中には、物語のアイデアが無限に湧いてくる。

問題は、それを文章に起こすスキルである。しかし、この際、そんなことを言っている場合ではない。

「やるしかないんだ!」

俺は、意を決して執筆に取り掛かった。

執筆開始!しかし…

パソコンに向かい、キーボードを叩き始めたものの、なかなか文章がスムーズに出てこない。普段、SNSで短文を打つことはあっても、1万字もの長文を書いた経験など、ほとんどないのだ。

「…くそっ、全然進まねえ!」

焦りと苛立ちが募る中、ふと、あることに気が付いた。

「…そうだ、プロットを作ろう!」

物語のあらすじや登場人物の設定などを細かく決めていくことで、執筆が格段に進み始めた。

そして、徹夜で書き続けた結果、なんとか1万字の短編小説を完成させることができた。

いざ、応募!そして…

完成した作品を応募フォームに貼り付け、送信ボタンをクリックした。

「…あとは、神に祈るのみ…!」

結果発表までの間、俺は毎日、神頼みをする日々を送った。そして、ついに、結果発表の日がやってきた。

「…頼む!当たってくれ!」

祈るような気持ちで、発表ページを開いた。しかし、そこには、俺の作品のタイトルはどこにもなかった。

「…ダメだったか…」

落胆しながらも、応募作品一覧を見てみると、予想以上にハイレベルな作品が数多く投稿されていた。

「…そりゃ、こんなレベルじゃ、受賞できないよな…」

自分の実力不足を痛感し、俺は肩を落とした。

そして、数日後…

失意の中、いつものように新作ゲームのPVを見ていた時、一本のDMが届いた。送り主は、応募した小説投稿サイトの編集部だった。

「…まさか…!」

期待と不安が入り混じる中、DMを開いてみると、そこには、思いもよらない言葉が書かれていた。

「…あなたの作品を、ぜひ、うちのサイトで掲載させていただけませんか?」

なんと、受賞は逃したものの、俺の作品が編集部の目に留まり、掲載のオファーが来たのだ。

「…マジか…!」

信じられない気持ちで、何度もDMを読み返した。そして、もちろん、俺はそのオファーを快諾した。

最後に

今回、小説賞に応募したことで、自分の実力不足を痛感した。しかし、同時に、自分の作品が誰かの目に留まる喜びを知ることができた。

今後は、今回の経験を糧に、さらに面白い作品を書けるように精進していきたい。そして、いつかは、自分の作品が書籍化、アニメ化されることを夢見て…。

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