作家がよく使うパソコン・ワープロソフト・ペン完全ガイド(2025版)

 


作家がよく使うパソコン・ワープロソフト・ペン完全ガイド(2025版)

“道具は作品の共同作者”──名編集者あやこ(オタク気質)

この記事は、「作家が実際にどんなパソコンワープロソフトペンを使っているのか?」を、編集部まわりの実感と現場の声ベースで偏愛と実用のバランスでまとめた超長文ガイドだ。個別メーカーの優劣を決めるよりも、用途×予算×体質で“最適装備”を組むことに主眼を置く。

  • 仕事:小説・エッセイ・取材原稿・シナリオ

  • 重点:集中力を落とさない入稿が楽体が疲れない

  • 読後:あなた用のセット(機材・ソフト・筆記具)が決まる


0. まず前提:道具選びは“原稿工程”から逆算せよ

小説の作業工程をざっくり分解するとこうなる。

  1. ネタ捕獲(散歩・風呂・移動中のメモ)

  2. 構成(章立て・プロット・登場人物管理)

  3. 本文執筆(下書き→清書)

  4. 推敲・校正(語尾/重複/表記ゆれ/縦中横/ルビ)

  5. 入稿(Word/一太郎/PDF/テキスト)

  6. 保存・共有(クラウド・バックアップ・版管理)

パソコン・ソフト・ペンはそれぞれ得意フェーズがある。全部を一つで済ませるより、2〜3点の組み合わせで“摩擦ゼロ”にするのが最短で速い。この記事は、工程ごとに向いているメーカーや製品群を並べ、その後に組み合わせ例を提示する。


1. パソコン編:定番ブランドと選び方

結論から言うと、ノートは軽くてバッテリーが持ち、キーボードが良いものが正義。CPUは中堅でOK、メモリは16GBあると安心。

1-1. OSざっくり比較(macOS / Windows / iPadOS / その他)

  • macOS(MacBook):トラブルが少なく、集中用アプリが豊富。長文系ソフト(Scrivener/Ulysses/iA Writer)との相性◎。原稿の縦書き対応はやや工夫が必要だが、外部ソフトで解決可。

  • Windows一太郎の聖地。縦書き/ルビ/縦中横/原稿用紙レイアウトなど日本語出版の実務に強い。選べる機種が膨大。

  • iPadOS(iPad):ペンシルで手書きプロットが快適。本文の長尺はやや工夫がいるが、キーボード併用で十分戦える。

  • その他(E Ink端末/専用機)Pomera(デジタルメモ)やFreewrite(集中端末)、reMarkable/BOOX/Supernote(電子ペーパー)は“無音・無誘惑”が武器。一次原稿や外出時の集中ブーストに効く。

迷ったら:MacBook AirThinkPad X1系Let’s note。この3系統は“仕事の相棒”として鉄板の完成度。

1-2. ノートPCの定番メーカー(編集部で遭遇率が高い順・体感)

  • Apple(MacBook Air / Pro):軽さ・静音・電池もち・トラックパッドの精度がダントツ。原稿以外の創作(音・画像)もやりたい人に向く。

  • Lenovo(ThinkPad)キーボードの打鍵感と堅牢性。X1 Carbon/Xシリーズは持ち歩き執筆の主力

  • Panasonic(Let’s note):軽量&長時間。バッテリー現場最強。見た目は地味でも“締切守るマン”。

  • VAIO(SX系など):軽量・剛性・キーボードバランス。日本語入力の気持ちよさで選ぶ人も多い。

  • Microsoft(Surface Laptop / Pro):画面比率3:2で縦に情報が入る。手書きメモ連携が良い。

  • Dell / HP / ASUS / Acer:コスパ派。家据え置き+カフェ時々のサブ機として優秀。

選定チェック(5秒版)

  • 重量:1.2kg以下(持ち歩くなら)

  • バッテリー:10時間実働

  • 画面:13〜14インチ(移動×執筆のバランス)

  • キーボード:跳ね戻りが強すぎない(長文向き)

  • 端子:USB-C×2以上、イヤホン端子、SD(あれば嬉しい)

1-3. キーボード単体(据え置き派の心臓)

  • HHKB(PFU):静電容量無接点。長時間でも手首が死ににくい。日本語配列も選べて親指シフト勢にも愛される。

  • REALFORCE(Topre):疲れにくい打鍵と安定感。自宅拠点作家の定番。

  • Keychron / NuPhy:ワイヤレスのメカニカル。軽快な打鍵×持ち歩きのバランス。

  • FILCO Majestouch:頑丈シンプル。編集部でも生き残り続ける“業務機”。

  • Logitech MX Keys:薄型・静音・マルチペアリング。カフェ執筆と相性良し。

盲点:リストレストはケチらない。肩こり・腱鞘炎コストは年単位で効く。

1-4. 集中ガジェット

  • Pomera(キングジム):起動1秒・オフライン・折りたたみキーボード。1000〜2000字の“段落生産機”

  • Freewrite:E Ink+メカキーの“魔改造タイプライター”。気分で書速が上がる派に効く。

  • reMarkable / BOOX / Supernote:電子ペーパー。手書きプロットと資料読みを一端末に。


2. ワープロソフト/エディタ編:原稿の“居住空間”

ソフトは“椅子の座面”。固さが合わないと腰が死ぬ。本文を書く器構成を管理する器を分けると捗る。

2-1. 日本語ワープロの双璧

  • Microsoft Word:編集・校閲との連携最強。コメント・変更履歴は出版現場の共通語。縦書き・ルビも可。最終入稿で強い。

  • 一太郎(ジャストシステム)縦書き/ルビ/縦中横/段落スタイル/原稿用紙レイアウトが細かい。日本語組版の気持ちよさで選ぶ人は多い。ATOKとの連携も美味しい。

2-2. 長編支援・章立て特化

  • Scrivener:コルクボード・Binderで長編の部品管理が神。リサーチを内包しやすい。最終書式はコンパイルで吐き出す思想。

  • Ulysses(Mac/iOS):Markdownベースの軽快な執筆。iCloud同期が安定。ブログ/小説の両方を素早く回す人に。

  • yWriter:無料寄りのシーン単位管理。Windows派の味方。

  • Obsidian:双方向リンクで設定資料Wiki化。プロット・世界観の“ナレッジハブ”。

2-3. プレーンテキスト派(集中&移植性)

  • iA Writer / Bear / Typora書く面が美しい。Markdownで見出し・強調・改行を管理。

  • VS Code:拡張で原稿チェッカーや一括置換が爆速。小説には余計な誘惑もあるので要ミニマル化。

2-4. 縦書き・日本語組版が必要なとき

  • 一太郎:最強筆頭。縦中横・圏点まで“普通にできる”。

  • egword Universal 2(Mac):Mac派の救済。縦書き・ルビ・字形など、日本語組版に寄り添う。

  • Pages(Mac):基本的な縦書きは可。凝った本組は工夫が必要。

2-5. 校正・推敲の補助

  • ATOK(IME):変換精度+校正支援が心強い。辞書学習で語彙が“手に馴染む”。

  • 日本語校正系ツール:冗長表現/二重否定/表記ゆれの指摘。最後の通しで使うと効く。

2-6. クラウドと同期

  • iCloud / Dropbox / OneDrive / Google Drive2重以上でバックアップ。Scrivenerはパッケージ構造に注意(クラウドは推奨方法に従う)。

  • Git(慣れてる人):章ごとにコミット。比較が正確で、事故復旧が速い。


3. ペン編:紙とインクの“前処理力”

速く良く書く人ほど、紙とペンを前処理に使う。プロット・取材・推敲の抵抗を下げる小技満載。

3-1. ボールペン(油性/ゲル)

  • uni(ジェットストリーム / uni-ball):軽く滑る。長時間メモに強い。0.5mmを基準に、速記は0.7mmも。

  • ZEBRA(サラサクリップ / ブレン):色数・発色。プロット色分けが捗る。ブレンは筆圧ブレを抑える

  • PILOT(アクロボール / G-2 / フリクション):油性の粘りと濃さのバランス。フリクションは消せる安心感で構成作業に抜群。

  • Pentel(エナージェル):乾きが速く裏抜けに強い。左利きにも優しい。

3-2. 万年筆(国産三社は信頼の塊)

  • PILOTカスタム74/823など。ペン先バリエーション豊富。**ソフト調(SF)**は長文に向く。

  • SAILORプロフィット/プロギア。筆記線がシャープで漢字の骨格が立つ。

  • PLATINUM#3776 Century。インク乾燥対策(スリップシール)で放置に強い

ニブ選び:小説の本文は細字(F〜MF)、カードや見出しは中字(M)。

3-3. シャープペン/鉛筆

  • Pentel(グラフギア1000 / P200):設計図レベルの精密プロットに向く。

  • uni(クルトガ):芯が均一に削れて字の見た目が安定

  • 三菱鉛筆 Hi-uni / トンボMONO:芯の滑らかさが思考のスピードを落とさない。2B推し。

3-4. ノート・紙(相棒)

  • コクヨ(キャンパス):軽い・安い・滲まない。毎日プロットの主食。

  • ツバメノート:クリーム紙+罫線の美。エッセイや日記に。

  • LIFE(ノーブル)/MIDORI(MD):万年筆インクが映える。設定資料が宝物になる。

  • APICA(CD):コスパと紙質の良バランス。

  • Rhodia / Maruman Mnemosyne切り離ししやすく、取材メモ整理が楽。

  • 原稿用紙(400字詰):最後の推敲に。行頭インデント・ルビ位置の物理確認ができる。

3-5. 色分けルール例(プロット時)

  • 黒=本文/青=主人公/緑=サブ/赤=対立/紫=伏線/オレンジ=アイテム


4. 体質別・作業別おすすめセット

“正解”はない。だがハマる組み合わせはある。あなたの作業動線に合うものを取れ。

4-1. ライトノベル・ウェブ連載量産型

  • PC:MacBook Air or ThinkPad X1

  • ソフト:Scrivener →(書き出し)→ WordUlysses(Markdown→HTML→サイト投稿)

  • クラウド:iCloud/Dropbox

  • ペン:サラサ(0.5)色分けフリクション

  • ノート:キャンパス(章ごと1冊)

  • 補助:Pomeraでカフェ1時間=1500字スプリント

4-2. 文芸・縦書きガチ勢

  • PC:Let’s note / VAIO / Mac + 外部日本語ワープロ

  • ソフト:一太郎(推敲・縦書き)+ATOK(辞書)

  • ペン:国産万年筆(F〜MF)LIFEノーブル

  • 最終:PDF組見本を紙出力→赤入れ→修正

4-3. ノンフィクション・取材多め

  • PC:Surface Laptop/Pro(3:2画面)

  • ソフト:Word(校閲)+Obsidian(資料)

  • 収音:ICレコーダー/スマホ録音+文字起こし

  • ペン:エナージェル0.7Rhodia(切り取り)

  • バックアップ:OneDrive自動保存

4-4. フリーライター・兼業多タスク

  • PC:MacBook Air

  • ソフト:Ulysses / iA Writer / Notion(案件管理)→Wordで納品

  • キーボード:MX Keys mini(静音)

  • ペン:アクロボール

4-5. E Ink集中修行僧

  • 端末:reMarkable(骨子・手書き推敲)+Pomera(本文)

  • 同期:クラウド経由でWordに統合

  • ペン:クルトガ(骨組)、万年筆(清書気分)


5. 具体的な選び方ガイド:失敗しない3ステップ

  1. キーボードから選ぶ
    店頭で2000字分の打鍵テスト。指が気持ちよく往復できるか?

  2. 画面比率と目の距離
    13〜14インチ・3:2 or 16:10がベスト。目と画面は50–70cm

  3. 入稿の出口を決める
    Wordか一太郎か。編集と変更履歴でやり取りする前提を想定。


6. IMEと辞書:日本語入力の“地味な爆速”

  • ATOK:専門用語・人名の登録で変換事故が激減。

  • Google日本語入力:ネットスラング・新語の吸収が速い。

  • 単語登録ルール

    • 作品固有名詞はプレフィックス(例:zz王国名)をつけ、確定候補の上に出す。

    • 表記ゆれ(“出来る/できる”)は辞書に一本化して登録。

    • 人名は読みを短縮(“たろう”→taro)で手数削減。


7. クラウドとバックアップ:原稿は三重に守れ

  • ローカル(PC内)

  • クラウド(iCloud/Dropbox/OneDrive/Google Drive)

  • オフライン(USBメモリ or 外付けSSD)

ルール:1日1回はクラウドに保存、1週間1回は外部に複製。Scrivenerはzip書き出しで事故率を下げる。


8. 仕事術:道具を“習慣”に変える

  • テンプレ原稿:表紙/目次/奥付/章見出しを雛形化し、新規=複製

  • ショートカット統一:Word/Scrivener/VS Codeで共通化(コピー・注釈・検索)。

  • 音声入力:散歩中にスマホ音声→クラウド。家で整形。語彙の壁は慣れが壊す。

  • 目に優しいテーマ:ダークモード/セピア/明朝体で縦書き。目の疲れは削る。

  • 外出セット:PC、AC、延長コード短、テザリング、耳栓。常時サコッシュに固定。


9. よくある落とし穴(編集が見てきた事故)

  • クラウド競合で章が消える→手動で閉じてから別端末を開け。

  • 縦書きでルビ崩壊→最終出力をPDFで確認。

  • 見出しスタイル未設定→目次生成・EPUB化で地獄。段落スタイルは初手で作る。

  • E Inkだけで本番→スピードは出るが最終整形はPCが必須。

  • ペンが多すぎ→色は5色まで。増やすほど意思決定が遅い。


10. 価格感の目安(2025年時点の編集体感)

  • ノートPC主力:12〜25万円(長く使うならこの帯)

  • 外部キーボード:1.5〜4万円(HHKB/REALFORCE帯)

  • ワープロソフト:サブスクor買い切りで数千〜数万円

  • ペン:

    • 油性・ゲル:100〜500円/本

    • 万年筆入門:5千〜2万円

    • 紙(良紙ノート):500〜3000円/冊

道具は“消耗品+半耐久”。1年あたりの費用で考えると判断がクリアになる。


11. 作家タイプ別・道具のチューニング術

11-1. “タイピングが遅い”

  • キー荷重軽めのキーボード(45g以下)

  • 予測変換単語登録を攻める

  • 音声入力で骨子→PCで整形

11-2. “肩こり・腱鞘炎持ち”

  • リストレスト+椅子に投資

  • ノート単体なら外付けキーボード+台で視線を上げる

  • 25分書いたら2分ストレッチをマクロ化

11-3. “資料が散らかる”

  • Obsidian/Notionでタグ運用。登場人物・場所・年表を同フォーマットに

  • 章ごとにフォルダ雛形を複製

11-4. “締切の波に溺れる”

  • Pomeraで朝の1スプリント=500字を固定ルーチン化

  • カフェでUlyssesを開いたら即タイマー


12. 入稿ワークフロー完全版(Word/一太郎)

Word入稿

  1. スタイル(本文・見出し・キャプション)を定義

  2. 変更履歴ONで修正対応

  3. コメントで著者・編集のやり取り

  4. 図表インライン配置、図版は別フォルダ管理

  5. 納品前にPDFで崩れ確認

一太郎入稿

  1. 原稿用紙設定(20×20など)と段落スタイル

  2. ルビ・傍点・縦中横を実数で調整

  3. 校正支援でゆれ&冗長を洗う

  4. 書き出し:相手の希望形式(Word/PDF)に合わせる


13. 紙とデジタルの“二刀流”サンプル一日

  • 朝:Pomeraで500字(寝起きの脳を暖機)

  • 午前:Scrivenerで章の部材整理(Binder)

  • 昼:iPadで手書き矢印プロット→画像でScrivenerに貼る

  • 夕方:Wordにコンパイルして変更履歴で通し

  • 夜:万年筆で印象的な一段を清書。翌日の導線


14. ミニレビュー:編集者の“推しポイント”まとめ

  • MacBook Air:静か・軽い・電池が持つ=編集会議→カフェ→自宅の全行程を1台で。

  • ThinkPad打鍵で集中に入れる。キーボード沼からの卒業。

  • Let’s note:電池の安心は精神の安定。地方取材で無双。

  • HHKB/REALFORCE:指の疲労が減る=推敲が増える

  • Scrivener:長編の“箱庭管理”。バラバラの断片が作品にまとまる瞬間がある。

  • 一太郎:日本語の細部をちゃんと組める幸福。

  • Pomera:書けない夜にスイッチを入れてくれる“相棒”。

  • 国産万年筆:手で言葉を撫で直す時間ができる。


15. FAQ(道具沼に落ちる前に)

Q. MacとWindows、どっちが正解?
A. 入稿先使いたいソフトで決めてOK。どちらでも名作は書ける。迷うならWord前提でMac or 一太郎を使いたいならWindows

Q. iPadだけで小説は書ける?
A. 書ける。外付けキーボードクラウドを組めば長編も可。最終の整形はPCが速い。

Q. 万年筆は必要?
A. なくても書ける。が、推敲の気分転換として効く。一本だけ“細字”を常備推奨。

Q. ペンのインク、何色がいい?
A. 本文黒、構成青、推敲赤、伏線紫。自分の記号体系を固定すると迷いが減る。

Q. 低予算で始めるには?
A. 中古のMac/ThinkPad無料ソフト(yWriter/Obsidian/Google Docs)サラサ/ジェットストで十分。重要なのはルーティン


16. 予算別スターターキット(現実的)

低予算(〜8万円)

  • 中古ThinkPad or シンプルな新品Windows

  • Google Docs / yWriter / Obsidian

  • ペン:ジェットストリーム0.5キャンパス

標準(12〜18万円)

  • MacBook Air(メモリ16GB推奨)

  • Ulysses / iA Writer / Scrivener(どれか1つ)+Word

  • ペン:サラサ色分けフリクション

こだわり(25万円〜)

  • Let’s note / VAIOHHKB/REALFORCE

  • 一太郎+ATOKScrivener

  • ペン:国産万年筆(#3776 / カスタム)+良紙ノート


17. チェックリスト(印刷推奨)



18. 付録:略語・用語の超簡易辞典

  • 縦中横:縦書き中の数字などを横組み表示にする組版処理。

  • ルビ:漢字の読み仮名。

  • 変更履歴:Wordで修正を記録する機能。編集者とどこを直したかの意思疎通に必須。

  • Binder(Scrivener):章・シーンをツリー管理する領域名。

  • コンパイル:Scrivenerで最終的な書き出しを行うこと。


19. さらに深く:自分専用の“書くOS”を作る

  • フォント:明朝体を基本に。長文は源ノ明朝/游明朝など読み慣れたものを。

  • 行間:1.2〜1.4倍。目が滑らず、詰まりすぎない。

  • 文字サイズ:11〜13pt(環境に合わせる)。

  • テーマ:背景セピアは目の疲労軽減に効きやすい。

  • ウィンドウ配置:本文/プロット/登場人物一覧を左右に固定


20. まとめ:道具は“書く身体”を作る

作家がよく使うメーカーやソフトは、偶然の流行ではなく、原稿工程への適性が高いものが残った結果だ。Macの安定、ThinkPadの打鍵、一太郎の日本語組版、Wordの校閲、Scrivenerの構成力、Pomeraの即起動、国産万年筆の信頼。どれも**“書き続ける”ための技術**だ。

最後にもう一度。正解は人それぞれ。だが、あなたの“書く身体”に合う正解は、今日から試すことでしか見つからない。この記事のチェックリストを片手に、店へ、カフェへ、机へ。道具を味方に、物語を前へ。

さあ、キーを叩こう。ペンを走らせよう。締切は——待ってくれない。

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